義歯(入れ歯)に関する情報

歯を失った方の最終的な治療法として、義歯(入れ歯)は重要な役割を果たします。歯周病、外傷、虫歯、遺伝的要因などで歯が抜けた場合に使用され、部分義歯・総義歯など、患者さんの状態に合わせて選択されます。

義歯の種類

  • 部分義歯:1本から数本の歯を補うもの。フリッパー義歯やネスビット義歯など、用途に応じたバリエーションがあります。
  • オーバーデンチャー:残存する歯を削り、義歯の土台として利用するタイプ。下顎に残っている歯がある場合に適しています。
  • 総義歯(完全義歯):全ての歯が失われた場合に使用。即入れ歯(抜歯直後に装着するもの)も含まれます。

使用される素材

  • 部分義歯は、金属フレームにプラスチック製の歯が取り付けられ、ピンクの樹脂で作られた人工歯肉部が付随します。
  • 固定式(ブリッジ)は、全体が陶磁器製、または陶磁器と金属フレームの組み合わせで作られ、歯茎に接着されます。
  • 総義歯は、プラスチックまたは陶磁器の歯がピンクアクリル樹脂(歯肉に似た色)に埋め込まれ、金属フレームは使用しません。

義歯の使用期間と感覚

義歯の製作は5回以上の通院や約2か月を要することがあります。装着直後は約3週間、緩みや違和感を感じることが普通です。即入れ歯や総義歯の場合、歯茎が痛みや炎症を起こしやすく、食事は柔らかいものから始め、両側で噛むように心掛けましょう。

義歯の手入れ方法

  • 毎日やさしく洗浄し、専用の義歯洗浄剤や中性石鹸を使用します。家庭用洗剤や歯磨き粉、漂白剤は研磨性が強く、素材を傷める恐れがあります。
  • 食後は必ず水ですすぎ、使用しない時は水につけて乾燥を防ぎます。

使用上の注意点

  • 取り外し可能な部分義歯、オーバーデンチャー、総義歯は就寝前に外し、唾液で歯茎を保湿します。
  • 歯茎の回復には6〜12か月かかります。即入れ歯や総義歯は調整のため定期的に歯科医院を受診してください。
  • 破損した義歯は自己修理せず、必ず専門家に相談しましょう。

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