永久歯模型の作り方
永久歯模型の作り方
歯科模型は患者さんの歯と歯肉を三次元で再現した模型で、義歯や矯正装置、仮クラウン、マウスガードなどの作製や診断に欠かせないツールです。模型を使うことで、診察椅子上では確認しにくい口腔内の角度や形状を詳細に検討できます。
必要なもの
- アルギン酸材料、計量スプーン、計量カップ、中サイズのラバー製ボウル、ビーバーテイル形状の広刃スパチュラ
- 室温の水
- 滅菌済み印象トレイ
- 消毒スプレー
- 湿った紙タオル
- 石膏、柔軟ラバー製混合ボウル、金属スパチュラ、計量カップ
- 振動機
- ボウルまたはタブ
- ガラス板またはタイル
- トリマー
- 石膏粉、水、実験用ナイフ
- 歯科ラテ、研磨用パウダー(パミス)
作成手順
- アルギン酸印象の作製
中サイズのラバーボウルにメーカー指示通りに粉と水を計量し、滑らかでクリーミーになるまで混ぜます。下顎用の印象トレイにアルギン酸を塗布し、患者さんの下顎歯列に装着して硬化させます。
- 印象の処理と上顎の採取
硬化した下顎トレイを取り外し、流水で洗浄した後、消毒スプレーで消毒し、やや湿らせた紙タオルで包みます。防護バッグに入れ、同様の手順で上顎の印象も採取します。
- 石膏の調合
柔軟ラバー製ボウルに45 mlの水を測り、100 gの歯科石膏を少しずつ加えて30秒ほど沈降させます。その後、約20秒間かき混ぜて滑らかでクリーミーなペーストにします。
- 石膏の振動
調合した石膏を振動機(低速または中速)に置き、2分以内で軽く回転させながら空気を抜きます。
- 印象への石膏流し込み
印象トレイのハンドルを握り、ハンドルの根元を振動機に乗せます。金属スパチュラで石膏を少量ずつ取り、印象の奥歯部に乗せて全体に広がるようにします。残りの石膏はガラス板やタイル上に約2インチ×2インチ×1インチの山形に置き、印象をその上に優しく裏返して固定します。上顎・下顎の印象で同様に行います。
- 模型の硬化とトリミング
45〜60分待って印象と模型を分離します。模型のベースを水に5分以上浸し、底部・背面・側面・前面をトリマーで整えます。上顎と下顎の模型は自然な咬合状態になるように合わせ、背面の斜めカットも同様に整えます。完成した模型は高さ約3インチになるはずです。
- 仕上げ
石膏と水を混ぜて模型の欠損部を埋め、硬化後は実験用ナイフで余分部分を除去します。歯科ラテと研磨パウダーで表面を磨き、最終的に光沢を出します。
