歯のディープクリーニング(歯周病治療)とは?
歯周病とは
歯周病は、歯を支える歯肉(歯槽組織)と骨が細菌によって侵される疾患です。米国歯科医師会(ADA)によると、歯と歯肉の間にできる歯周ポケットに細菌がたまり、歯肉が弱り、骨が吸収されやすくなります。放置すると歯の喪失につながります。
ディープクリーニング(スケーリング&ルートプレーニング)
歯周病の初期治療として行われるのがディープクリーニングです。スケーリングは歯の表面と歯肉下のプラークや歯石を除去し、ルートプレーニングは歯根面のざらつきを滑らかにします。これにより歯周ポケット内の有害細菌が減少し、再感染しにくい環境が作られます。処置中は局所麻酔を使用し、病変の範囲によっては複数回の来院が必要です。治療後は抗菌性のうがい薬が処方されることもあります。ポケット深さが改善すれば、3〜6か月ごとの定期検診で病状をコントロールできます。改善が不十分な場合は、歯周専門医(歯周外科医)による外科的治療が検討されます。
主な症状
- 歯磨きやデンタルフロス時に出血する
- 歯肉の赤み・腫れ
- 歯がゆるむ、位置が変わる
これらの症状を感じたら、早めに歯科医を受診し診断と治療を受けましょう。
診断方法
歯科医はレントゲン撮影で骨の減少を確認し、プロービングで歯周ポケットの深さを測定します。ポケットが3mm以上の場合、歯周病と診断されます。
予防と予後
ADAと国立歯科口腔研究所(NIDCR)によると、予防の鍵は以下です。
- フッ素配合歯磨き粉で毎日ブラッシング
- 食後のデンタルフロスや歯間ブラシの使用
- バランスの取れた食事
- 禁煙
定期的な歯科受診と併せてこれらを実践すれば、歯周病の進行を抑制できます。診断後は生涯にわたって歯周病は存在しますが、定期的なディープクリーニングによりコントロールし、歯の喪失を防げます。
