歯科インプラントとは?

インプラントは主にチタン製の人工物で、顎骨に埋め込み、人工歯の支えとなります。1本の歯から上顎・下顎の全ての歯まで対応可能です。米国歯科医師会によると、インプラントは骨と結合し、取り外し可能な義歯より安定性が高く、自然な感覚を提供します。

インプラントに適した候補者は?

インプラントの適応は、全身的に健康で顎骨が十分にあり、歯茎が健康であることが条件です。これまでに他の義歯を使用して満足できなかった方も対象となります。歯科医師の診査で適合性を確認しましょう。

インプラントの種類は?

主に2種類あります。

  • バー式留置義歯:顎骨に2〜5本のインプラントを埋め込み、金属バーで連結し、義歯を固定します。最低3本のインプラントが必要です。
  • ボール式留置義歯:顎骨に2本以上のインプラントを埋め込み、球形のアタッチメントで義歯を留めます。最低2本のインプラントが必要です。

どちらもアクリル製の歯茎部分と、自然歯に似たポーセリンまたはアクリル製の歯が使用されます。

インプラントの手順は?

① インプラント埋入手術でアンカーを顎骨に設置。
② 骨がインプラントと結合(オッセオインテグレーション)するまで数か月待機。
③ アバットメント(支柱)を取り付け、人工歯を作製・装着。
全工程はケースにより5か月から2年程度かかります。

手術はどこで行われる?

歯科診療所または病院で実施できます。局所麻酔または全身麻酔が選択され、術後は鎮痛剤や必要に応じて抗生物質が処方されます。手術前後の食事や口腔ケアの指示は歯科医師の指示に従ってください。

インプラントのケア方法は?

取り外し可能な義歯は1日2回清掃し、インプラント周囲も丁寧にブラッシングします。3か月ごとの定期検診で清掃と状態確認を行い、特に術後1年は安定性のチェックが重要です。

注意すべきトラブルは?

咀嚼時に義歯が動くと歯茎が痛むことがあります。その場合は咬合調整や再装着を歯科医師に相談してください。バー式義歯はアタッチメントの摩耗で、6〜12か月ごとに交換が必要になることがあります。