歯科治療で削られた材料はどこへ行くのか?

歯科診療中、ドリルからは絶え間なく水と空気が噴出し、削り取られた粉塵や材料がエアロゾルとして拡散します。適切な対策や器具を使用しないと、これらは診療室全体に広がってしまいます。

高速真空吸引

歯科助手は感染防止のガイドラインを遵守し、ドリル作業中に高速真空吸引器をできるだけ歯に近づけて保持します。この吸引により口腔内の大部分の粒子が捕集されますが、完全に防げるわけではなく、一部のエアロゾルは部屋に漂います。

ラバーダム

ラバーダムは、患者が削り取られた材料を飲み込むリスクを大幅に減らす有効な手段です。歯に直接装着し、口腔後部と喉を覆うバリアを形成します。材料が喉に入ることは防げますが、ダムに跳ね返って診療室内に拡散することがあります。

マスクと保護メガネ

エアロゾルが診療室内に漂うと、歯科医師・助手・患者の顔に付着する恐れがあります。そのため、歯科医師と助手は外科用マスクと保護メガネの着用が義務付けられています。患者にも眼の保護具を装着させるクリニックがあり、必要に応じて作業中に目を閉じるよう指示されます。

紙バリア、カウンター、床の清掃

削られた材料は主にカウンターや床に沈着します。診療室の周囲には紙やテープ製のバリアが設置され、処置後に取り外して廃棄します。硬い表面は殺菌効果のあるウェットティッシュで拭き取り、肝炎やHIVなどのウイルスを除去します。床は掃除機で吸い取り、モップ掛けで仕上げます。

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