義歯の種類と特徴

義歯は大きく分けて「フルデンチャー(総義歯)」と「部分義歯」の2種類があります。これらの基本カテゴリの中に、フルデンチャー、部分義歯、Cu‑Sil義歯、即時義歯(仮義歯)などが含まれます。また、審美用、インプラント支援型、柔軟型、ソフト型、取り外し可能型といった特殊タイプもあります。

フルデンチャー(総義歯)

標準的なフルデンチャーは、アクリル製の口腔内ベースが上顎と下顎の歯茎に密着し、吸着力で保持されます。上下の全ての歯が欠損している方が対象です。正確なフィッティングが必要で、通常は設計・製作・装着のために歯科医院へ4回程度通院します。歯茎が安定するまで約8週間かかるため、その間は即時義歯(抜歯直後に装着する仮義歯)を使用することがあります。Cu‑Sil義歯は通常のフルデンチャーと同様の作り方ですが、残存する健康な歯の部分に開口部があり、自然歯と併用できる点が異なります。

部分義歯

部分義歯は、残っている健康な歯がある方を対象に、残存歯や歯肉に支えられるように設計されています。材料は主に以下の3種類があります。

  • アクリル製:主に一時的・過渡的な補綴として使用。
  • 金属/アクリル複合:より長期的な使用に適した耐久性の高いタイプ。
  • 熱可塑性樹脂:柔軟性と審美性に優れ、装着感が良好。

部分義歯は失われた歯の空間に歯が移動するのを防ぎ、残存歯を安定させる効果があります。また、残っている歯を傷つけるリスクは低いです。

永久義歯

永久義歯は、口腔内に固定され、取り外しできない形で装着されます。主な方法は2つです。

  • 部分永久義歯:周囲の自然歯にクラウンを装着し、義歯を接着して安定させる。
  • インプラント支援型義歯:チタン製のインプラントを顎骨に埋入し、骨が完全に治癒した後に義歯をインプラントに固定する。

インプラント義歯は、残存歯の数に関係なく、様々な装着方法で自然な噛み心地を提供します。

義歯の選択は、口腔内の状態や生活スタイル、予算に応じて最適なものを選ぶことが重要です。歯科医師と相談しながら、適切なタイプを決定しましょう。

一般的な歯の健康 - 関連記事