偽歯(義歯)に使用される主な材料とは?
義歯は見た目や機能を向上させるためにさまざまな素材で作られます。取り外し可能なものは留め具や既存の歯で固定し、永久的に装着するものはインプラントや金属ベースの義歯があります。以下では、代表的な材料とそれぞれの特徴を解説します。
アクリル(樹脂)
多くの入れ歯はアクリル樹脂で作られます。アクリルは色調が歯肉や隣の歯に馴染みやすく、見た目が自然になるため、審美性を重視する方に適しています。ただし、強度はあまり高くなく、衝撃で割れやすいという欠点があります。そのため、短期間の使用や金属フレームと組み合わせた長期用の義歯に使われます。コスト面でも比較的安価です。
金属
義歯の骨格やインプラントの固定にはさまざまな金属が利用されます。永久的で強度が必要な義歯は、基部にクロムやコバルトを使用し、見た目の部分はアクリルで仕上げることが一般的です。金属は軽量で耐久性が高い反面、価格が高く、金属アレルギー(クロム、コバルト、ニッケルに対する接触皮膚炎)を持つ人は注意が必要です。インプラントはチタン製のスクリューで顎骨に固定され、金属アレルギーのリスクが低く、最も長持ちする方法ですが、費用は高額です。
陶磁器(ポーセリン)
陶磁器は1700年代から義歯材料として使用され、腐食に強い特徴があります。現在はクラウンやブリッジ、ベニアの材料として広く用いられています。ポーセリンは金属と組み合わせて使用したり、単独で使用したりします。アクリルよりは強いものの、金属ほどの耐久性はありません。ベニアは損傷した歯に被せることで、強度と審美性を同時に向上させます。
