口腔用防腐剤の用途と選び方
米国歯科医師会(ADA)によると、口腔用防腐剤は治療効果が認められています。定期的に使用すれば、歯垢・歯肉炎・口臭の抑制に役立ち、口腔衛生を向上させます。口腔用防腐剤は「口臭予防」と「細菌除去」の二つの役割を持ちます。
歴史
1879年に最初の口腔用防腐剤として登場したリステリンは、当初外科手術の消毒剤として使用されました。その後、口腔内の細菌除去効果が評価され、歯科医師の間へ、さらに一般向けの市販マウスウォッシュとして普及しました。現在でも歯垢除去に有効な製品として知られています。
種類
口腔用防腐剤は、リンス(うがい薬)、ジェル、スプレー、ストリップなどさまざまな形態で提供されています。外科手術後の細菌感染に使用されるベタジンなど、医療用の防腐剤もあります。
天然成分の例
はちみつ、セージ、クローブ、シナモンなどは天然の抗菌成分として利用できます。また、血根、サンギナリン、エキナセア、マリーゴールドなどを配合したハーブ系マウスウォッシュは、歯肉炎の緩和に効果があります。
使用上のポイント
一般のスーパーで販売されている多くのマウスウォッシュは一時的に細菌を殺すだけです。ADAの承認マークが付いた製品を選びましょう。たとえば、AARPの調査で「Oral‑B Anti‑Cavity Rinse」がADA承認製品として紹介されています。
注意点
アルコール濃度が18~26%の防腐剤は子供には使用しないでください。子供用としては、低アルコール・無アルコールタイプの「Act for Kids」などが推奨されています。
