歯周病のサインと対策
歯周病とは
歯周病は口腔内の細菌感染で、歯茎や周囲組織が破壊されます。軽度の歯肉炎から重度の歯周炎まであり、放置すると歯を支える骨が溶け、最終的に歯が抜け落ちます。米国メリーランド大学医学センターによると、慢性炎症が原因で成人の約70%の歯の喪失が起こります。
歯肉炎(Gingivitis)
歯肉炎は歯周病の最も軽い形態で、歯茎が腫れ、出血しやすくなります。放置すると歯周炎へ進行し、永久的な歯や顎の損傷を招く恐れがあります。メイヨークリニックの調査では、妊娠中の歯周炎患者は早産リスクが高まることが示されています。
歯肉炎の症状
- 歯をブラッシングした際に歯茎が出血する。
- 歯茎が柔らかくなり、触れると痛む。
- 歯茎の色が淡いピンクから濃い赤へ変化する。
- 口臭が悪化する。
歯周炎(Periodontitis)
歯周炎は進行性の感染症で、歯の喪失につながります。メイヨークリニックは、歯周炎が心筋梗塞や脳卒中などの重大な心血管疾患のリスクを高めると指摘しています。主な原因は口腔衛生の不備です。
歯周炎の症状
- 歯茎が腫れ、赤紫色になる。
- 歯茎が歯から離れ、歯と歯の間に隙間ができる。
- 膿がたまり、歯がぐらつく。
- 口臭や不快な味、咬合時の違和感が現れる。
予防・対策
歯周病を防ぐには、適切な口腔ケアが不可欠です。1日2回以上のブラッシングと、1日1回のフロスを実施し、食後のブラッシングが理想的です。ブラッシングは1〜2分、フロスは2〜3分かけて行いましょう。フロスは歯磨きの前に行うと、食べかすや細菌を先に除去できます。歯科衛生士によるプロフェッショナルクリーニングは6〜12か月に1回、症状が出ている場合は3か月ごとに受けることが推奨されます。
