歯科医が行うクリーニングの種類と目的
定期的なクリーニング(スケーリング)
保険適用の標準的なクリーニングは、歯周病の兆候がない健康な口腔に対して3〜6か月ごとに実施されます。主に歯科衛生士が担当し、歯と歯茎の境目に付着したプラークや歯石を除去し、歯面を研磨します。必要に応じてフッ素塗布や抗菌リンスで仕上げます。
集中的なクリーニング(フルマウスデブリーデメント)
1年以上歯科受診していない、または大量のプラーク・歯石がある場合に行う全口腔の徹底清掃です。歯根部にまで付着したプラークを除去し、研磨とフッ素処置を行います。施術後は抗菌洗浄を行い、日常の口腔ケア方法を指導します。
深部スケーリングと根面平滑化(ルートプレーニング)
歯周病と診断された患者に対し、歯茎の下にたまった細菌性プラークと歯石を除去します。局所麻酔で痛みを抑え、根面を滑らかに整えることで歯周ポケットの縮小を促します。施術後はフッ素塗布、抗菌リンス、必要に応じて局所抗生物質を投与し、2〜4週間後に標準的なクリーニングで経過を確認します。
歯周病治療後のメンテナンス(パラドントラルクリーニング)
重度の活動性歯周炎患者は、深部スケーリング後に数か月ごとに局所的なパラドントラルクリーニングが必要です。全口腔を再度スケーリングするわけではなく、問題のある部位だけを徹底的に清掃し、研磨、フッ素処置、抗菌リンスを行います。局所抗生物質を併用し、歯科医が定期的に歯と歯茎の状態を評価して、将来的に軽度のクリーニングへ移行できるかを判断します。
