腸での吸収のために砕いてはいけない錠剤はどれですか?

薬剤の錠剤には、服用方法が重要なものがあります。以下では、砕くと効果が損なわれる主な3種類の錠剤について解説します。

腸溶錠(Enteric-coated tablets)

腸溶錠は、胃酸から薬剤と胃粘膜を保護するために特別なコーティングが施されています。このコーティングは、錠剤が胃を通過して小腸のpHが高い環境でのみ溶解するよう設計されています。砕くとコーティングが失われ、薬剤が胃で放出されてしまい、効果が低下したり胃刺激を引き起こす可能性があります。

徐放錠(Sustained-release tablets)

徐放錠は、薬剤を長時間にわたって徐々に放出し、血中濃度を安定させるように作られています。特殊なマトリックスやコーティングで放出速度が制御されていますが、砕いてしまうと一度に大量の薬剤が放出され、副作用のリスクが高まるとともに、持続的な効果が失われます。

速放錠(Immediate-release tablets)/溶解用錠

速放錠は、規定量の水や他の液体に溶かしてから服用することが前提です。錠剤には速やかな溶解を助ける賦形剤が含まれており、砕くことは想定されていません。適切な液体に溶解させることで、薬剤が均一に分散し、確実に吸収されます。

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