カンジダ・オーリス(Candida auris)とは何か
カンジダ・オーリスとは
カンジダ・オーリス(Candida auris)は、血流や中枢神経系、その他の臓器に感染する真菌です。カンジダ属に属し、通常は人や動物の皮膚や消化管に常在していますが、近年急速に注目されています。
出現と拡散状況
この真菌は比較的新しく、2009年に日本で初めて報告されました。その後、米国を含む30か国以上で感染例が確認されています。感染はまれですが、重篤化しやすく、場合によっては致命的になることがあります。
主な症状
カンジダ・オーリス感染の症状は以下の通りです。
- 発熱
- 悪寒
- 倦怠感・全身のだるさ
- 体力低下
- 呼吸困難
- 意識障害(混乱、痙攣、昏睡)
治療と薬剤耐性
抗真菌薬で治療可能ですが、一部の株は複数の抗真菌薬に対して耐性を示し、治療が困難になることがあります。
感染経路
感染は、感染者の皮膚や汚染された表面に直接接触することで人から人へと広がります。また、汚染された医療機器を介しても感染が拡大します。
予防策
カンジダ・オーリスの拡散を防ぐために、次の対策が重要です。
- 石鹸と流水でこまめに手を洗う
- 洗っていない手で顔に触れない
- 汚染が疑われる表面を清掃・消毒する
- 感染者の介護時は使い捨て手袋を着用する
まとめ
カンジダ・オーリスは重篤な感染症ですが、適切な予防と治療で抑えることができます。上記の注意点を守り、自己と周囲の安全を確保しましょう。
