聴覚障害の重要性

医学情報サイトMedicine Netによると、先天性の聴覚障害は出生時に最も多く見られる障害です。そのため、米国のすべての州で新生児スクリーニングが義務付けられています。早期に聴覚障害を発見すれば、子どもが言語・認知能力を十分に発達させる可能性が高まります。

聴性脳幹反応(ABR)

ABR検査では、赤ちゃんの頭部に電極を装着し、イヤホンから様々な音を聴かせます。電極は脳波の活動を記録し、聴覚神経や脳幹の経路に異常がないかを評価します。米国言語聴覚協会(ASHA)の公式情報によれば、ABRは内耳(蝸牛)・聴神経・脳幹の経路に生じた損傷を検出できるとされています。

耳音響放出(OAE)

OAE検査は、マイクとスピーカーが一体化したプローブを赤ちゃんの耳に挿入して行います。スピーカーから音刺激を与えると、正常な聴覚を持つ赤ちゃんは内耳から微弱な音(耳音響放出)を放出します。その音はマイクで捕捉され、コンピュータ画面に波形として表示されます。

ABR と OAE の比較(メリット・デメリット)

OAEは機器コストが低く、検査時間も短いため広く利用されていますが、偽陽性率がABRに比べてやや高いことが指摘されています。実際、多くの医療機関では、OAEで合格できなかった赤ちゃんに対して追加でABR検査を実施し、最終的な診断を行っています。