赤ちゃんの気管支炎の対処と治療法
赤ちゃんの気管支炎とは
気管支炎は、気管支が腫れ炎症を起こすことで生じます。免疫機能や呼吸器が未熟な赤ちゃんや幼児は、気管支が細く狭いため、感染しやすくなります。主に急性気管支炎と慢性気管支炎の2種類があります。
急性気管支炎
風邪や細菌・ウイルス感染が原因で、短期間に症状が現れます。
慢性気管支炎
アレルギーや受動喫煙、環境刺激物への曝露が続くことで慢性的に炎症が起こります。
適切な治療と薬の使用は、赤ちゃんの発達途中の呼吸器を守り、重篤な感染を防ぐために不可欠です。
治療・ケアの具体的な手順
家庭内を徹底的に清掃し、赤ちゃんが触れるものはすべて消毒します。手洗い、または手指消毒剤の使用で個人の衛生を保ち、細菌の拡散を防ぎましょう。
授乳またはミルクの摂取を続け、規則正しい食事で脱水を防ぎます。過剰な粘液や痰の生成で脱水しやすくなるためです。
加湿器や蒸気吸入器を使用して室内の湿度を上げます。湿った空気は気道の粘液を緩め、咳を和らげます。赤ちゃん用の生理食塩水で鼻づまりを洗浄し、吸球シリンジで取り除きましょう。
小児科医の指示に従い、痰を出しやすくする去痰剤を使用します。また、発熱や喉の痛みがある場合は、赤ちゃん用のアセトアミノフェンまたはイブプロフェンで対処します。アスピリンはレイ症候群を引き起こす恐れがあるため、絶対に使用しないでください。
煙や屋外の花粉、ほこりなどの呼吸刺激物への曝露を避けます。室内の掃除は重曹や酢などの自然素材を使い、刺激性の化学薬品は控えましょう。
小児科医が処方した薬や抗生物質は、症状が改善しても必ず最後まで服用します。重症例では、ネブライザーやマスクを用いた呼吸療法が指示されることがあります。
治療中は赤ちゃんの呼吸状態を観察し、呼吸が速く浅くなる、激しい喘鳴、胸や首を引きつるように呼吸する、鼻孔が広がる、指先や唇が青白くなるなどの異常が見られたらすぐに医師へ連絡してください。
まとめ
清潔な環境維持、適切な水分補給、加湿、医師の指示に沿った薬剤使用が、赤ちゃんの気管支炎回復を早めます。異常が見られたら速やかに医療機関を受診しましょう。
