胎児の脳脊髄液と水頭症の概要
胎児は脳と脊髄を保護するために脳脊髄液(CSF)という液体が自然に存在します。この液体は脳と脊髄を取り囲み、脳室を循環します。
背景
脳脊髄液は、脳のクッション役、圧力の緩和、化学バランスの維持など多くの機能を持っています。
水頭症
脳に過剰な液体が溜まる状態を水頭症と言います。脳室に過剰なCSFがたまり、腫脹と圧迫が生じ、脳組織に損傷を与える可能性があります。
診断
水頭症は胎児超音波検査で確認できます。超音波で診断できない場合は、出生後にMRIやCTで確定診断が行われます。
原因
主な原因は、脳内の通路が閉塞してCSFの自然な流れが妨げられること、胎児の体が液体を適切に吸収できないこと、またはCSFの過剰産生です。
治療
一般的には、余分な液体を排出するシャント手術が行われます。薬物療法でCSF産生を抑えることもあります。場合によっては、胎児期に手術が実施されることもあります。
