赤ちゃんのインフルエンザ症状と対策
インフルエンザの兆候は赤ちゃんでは見つけにくいことがあります。風邪や他のウイルス性疾患も倦怠感や食欲不振といった症状が似通っているため、注意が必要です。インフルエンザは主に10月から2月のシーズンに流行します。症状を早めに見分けて適切なケアを受けさせることが大切です。
重要性
米国疾病予防管理センター(CDC)の推計によると、毎年5歳未満の子どもが20,000人以上入院しています。乳児は肺炎、鼻副鼻腔炎、脱水、耳感染症、脳炎(脳症)などの合併症リスクが高く、喘息や心疾患などの慢性疾患が悪化することもあります。特に6か月未満の赤ちゃんはワクチン接種ができず、抗インフルエンザ薬の使用も制限されるため、合併症の危険性が最も高いです。
原因
インフルエンザは咳やくしゃみで放出された飛沫を通じて空気中に拡散し、近くにいる人が吸い込むことで感染します。飛沫は最低でも約1メートル(3フィート)先まで届きます。症状が出る1日前から感染力があり、発症後最大5日間は他人に感染させる可能性があります。軽症のまま自覚がない人も感染源になるため、保育園や幼稚園などで急速に広がります。
症状
インフルエンザの代表的な症状は、急な高熱(38.5℃以上)や寒気、倦怠感に続く乾いた咳や鼻水です。発熱前に咳や鼻づまりがある場合は風邪の可能性が高いです。腫れたリンパ節や喉の痛みが見られることもあります。嘔吐、下痢、異常なイライラ、腹痛が現れることもあるので注意してください。以下のような症状が見られたら小児科へ連絡しましょう。
- 高熱が続く
- 脱水症状(口が乾く、皮膚が乾燥)
- 耳を引っ張る、耳痛がある
- 回復後に再び体調が悪化する
- 呼吸が苦しそう
治療
赤ちゃんのインフルエンザ治療で最も重要なのは、十分な休養と水分補給です。通常より頻繁に授乳し、必要に応じてスープやブロスで水分と栄養を与えましょう。小児科医が指示すれば、赤ちゃん用アセトアミノフェンで熱や不快感を和らげます。耳感染症や細菌性肺炎、気管支炎が併発した場合は抗生物質が必要になることがあります。症状は3〜5日で軽減し、完全回復まで2週間ほどかかることがあります。
インフルエンザワクチン
6か月以上の赤ちゃんは毎年インフルエンザワクチンを接種することが推奨されます。特に糖尿病や免疫不全、重度の貧血などの基礎疾患がある場合は必須です。ワクチンの効果は、流行株との一致度と子どもの健康状態に左右されますが、健康な子どもほど予防効果が高くなります。ワクチン接種後に感染しても症状は軽くなることが多いです。家族全員が6か月以上であれば予防接種を受け、赤ちゃんへの感染リスクを減らしましょう。
衛生対策
赤ちゃんと大人の手は、温かい石鹸水で頻繁に洗いましょう。家族全員が同様に手洗いを徹底すれば、ウイルスの拡散を防げます。体調不良の人との接触は避け、特に自分がインフルエンザにかかっている場合は、赤ちゃんと接する際に外科用マスクを着用し、咳やくしゃみは必ず口と鼻を覆ってから手を洗いましょう。
