臍帯血とは何か?その採取方法と活用

識別

臍帯血とは、出産時に臍帯内に残っている血液のことです。胎児や母体の血液は含まれず、赤ちゃんへ送られる血液だけです。従来は出産後の廃棄物と一緒に処分されていました。

採取可能時間

臍帯血は出産後約30分間はまだ生存可能です。この間に採取すれば有効ですが、30分を過ぎると血液の価値が低下します。そのため、医療従事者は臍帯が母体と赤ちゃんから切り離された直後にすぐ採取します。

採取方法

臍帯血の採取方法は大きく2つあります。

  • 注射器を臍帯の主血管に差し込み、血液を吸引する方法。血液検査と同様の手順です。
  • 重力を利用して血液を滅菌プラスチック容器に流し込む方法。臍帯を切断し、一端を容器に入れ、もう一端を上げておくと血液が自然に流れ出します。数分で採取が完了します。

重要性

臍帯血は幹細胞が豊富に含まれており、今後の医療応用が期待されています。すでに、白血病の小児や放射線治療で骨髄が枯渇した患者への幹細胞移植など、臍帯血を利用した治療が行われています。

誤解と実情

臍帯血は民間の血液バンクに保管するだけが目的だと考える人が多いですが、実際には公共バンクへの寄付も可能です。寄付された臍帯血は誰でも利用でき、広く提供されれば、必要な患者すべてに対応できると専門家は指摘しています。そのため、民間保管に比べ寄付が注目され、利用が拡大しています。

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