子どもの口腔カンジダ症(口腔トラッシュ)

口腔カンジダ症(口腔トラッシュ)は、子どもの口や喉にカンジダ酵母が増殖して起こる感染症です。主に乳幼児に見られますが、免疫力が低下した大人や高齢者でも発症します。3歳以上で原因が不明な場合は、医師に診断を受けることが重要です。

概要

カンジダ酵母は体内や環境に常在する真菌で、口腔内や膣などの温かく湿った部位に増殖しやすくなります。感染自体は感染性がなく、免疫力が低下した人が罹りやすいのが特徴です。

症状

口腔内に白くクリーミーな斑点やパッチが現れ、舌、頬の内側、歯茎、扁桃まで広がります。これらは擦ると出血しやすく、口角がひび割れることもあります。乳児の場合、痛みで授乳を嫌がることがあります。授乳中の母親は乳頭が赤く敏感になり、痛みや光沢が出ることがあります。

原因

カンジダは体内に常在しており、免疫力が低下したときに増殖します。抗生物質の使用、感染症、ストレス、糖尿病などがリスク要因です。出生時に母親の膣内にいるカンジダが赤ちゃんに付着することや、家族との密接な接触でも感染が広がります。

治療法

軽症の場合は、ヨーグルトやバターミルク、サワークリームなどのプロバイオティクス食品で口腔内の菌バランスを整えることが有効です。症状が改善しない場合は、抗真菌薬(例:フルコナゾール)による治療が必要です。授乳中の母親も同時に治療を受け、再感染を防ぎます。

合併症

合併症は稀ですが、免疫力が低下した際に再発することがあります。指しゃぶりや爪周りのカンジダ感染が起こることもあるため、適切な口腔ケアと衛生管理が重要です。

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