幼児の言語発達が遅れるときの対処法

早期の言語発達の目安

乳児に話しかけることは言語の基礎を築きます。米国小児科学会(AAP)によると、生後1か月で赤ちゃんは両親の声を認識でき、3か月頃には喃語(バブリング)を始め音を真似しようとします。6〜8か月になると、特定の音や言葉を繰り返そうとし、声のトーンも区別できるようになります。言葉の意味は後になってからでも理解できるとされ、親は引き続き新しい単語を教えることが推奨されています。生後1歳になる頃には「だ」「ま」などの音節がはっきりし、やがて「だだ」「まま」という言葉を発するようになります。

幼児期・幼児の言語発達

AAPの指針によれば、12〜15か月の赤ちゃんは他者の言葉に対してかなり反応的になります。たとえば「ぬいぐるみを取って」と言えば、取りに行くことができます。この時期に単語を数語覚え、2歳前半になると語彙は急激に増え、50語以上を使い、2〜4語の短い文で意思表示ができるようになります。

早期の言語遅延

赤ちゃんは個々に差があり、発達マイルストーンはあくまで目安です。ただし、AAPは以下のような言語発達の遅れが見られた場合は小児科医に相談するよう勧めています。生後2か月で親の声に反応しない、5か月で笑いや泣き声など感情を音で表さない、8か月で喃語が出ない、1歳で「まま」や「だだ」など単語が全く出ない場合です。

幼児期・幼児の言語遅延

AAPの推奨に従い、以下の状況が見られたら小児科医に相談すべきです。18か月までに10〜15語程度の単語を話さない、2歳で2語文が使えない、2歳で「靴を取って」などの1段階指示に従えない場合です。また、2歳までに語彙が増えていたのに急に言葉が減少する退行も注意が必要です。

言語遅延の原因と対策

AAPと米国家庭医学会は、言語遅延の原因として聴覚障害、口腔(声帯、軟口蓋、舌)に関わる問題、発達障害(知的障害や自閉症スペクトラム障害)などを挙げています。単に「遅い話し手」(late talker)で、時間とともに自然に言語が発達するケースもあります。小児科医は聴覚検査や口腔チェック、言語・社会性・粗大・微細運動の総合評価を行い、必要に応じて専門機関での追加検査や言語療法などの介入を提案します。

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