乳幼児の逆流症状と対処法
乳児の逆流は多くの場合、生後1歳までに自然に治まりますが、食道括約筋の機能低下が原因で起こります。食道括約筋が完全に閉まらない、または不適切なタイミングで開くと、胃内容物が食道に逆流し、赤ちゃんに不快感を与えます。早産児はリスクが高いです。
主な症状
腹痛
赤ちゃんは言葉で腹痛を伝えられませんが、背中を反らせたり脚を引き上げる姿勢、昼寝や夜間に泣き出すことがサインです。逆流が続く幼児は腹痛を訴えることがあります。
過度のげっぷ・吐き戻し
すべての赤ちゃんは少量のげっぷがありますが、逆流がある場合は授乳ごとに大量のげっぷや吐き戻しが見られます。時には嘔吐に至ることもあります。
授乳時の問題
逆流がある赤ちゃんは哺乳瓶を嫌がったり、飲む途中でむせたり咳き込んだりします。幼児は食事中や食後にイライラすることがあります。
その他の症状
- 夜間に咳が出る(乳が食道に逆流)
- 中耳炎や副鼻腔炎の頻発
- 重症の場合、肺炎や歯のエナメル質損傷のリスク
- 食事から十分な栄養が取れず、体重減少につながることもある
治療と対策
医師の指示に基づく薬物療法が一般的です。加えて、以下の生活習慣が症状緩和に役立ちます。
- 一度に大量に与えるのではなく、少量・頻回に授乳する
- 就寝直前の授乳は避け、食後すぐに横になるのを控える
- 食後は背筋を伸ばした姿勢でしばらく抱く、またはベッドの頭側を30度程度傾ける
症状が重い場合や体重が減少している場合は、専門医の診察を受けることが重要です。
