赤ちゃんの内反眼(エントロピオン)について
症状
内反眼の症状は大人と同様で、目の刺激感、頻繁なこすり、過剰な涙、白目の持続的な充血、風や光に対する過敏性が見られます。重症例ではまぶたに粘液が付着してかさぶたができ、視力が低下したり歪んだりします。大人は「常に何かが目に入っている」感覚を訴えることがあります。
赤ちゃんの場合
内反眼は主に下まぶたに起こり、両目に同時に現れるとは限りません。女性にやや多く、通常は高齢者に多いですが、稀に出生時に見られることがあります。多くの場合、生まれたときにまつげが内側に向いているのは、まぶたに余分な皮膚がある「眼瞼上皮折(エピブレファロン)」が原因です。
原因
高齢者の内反眼は、加齢に伴う筋力低下、瘢痕、過去の手術、緑内障治療薬などの薬剤反応が主な原因です。ヘルペスやトラコーマなどの感染症も稀に関与します。乳児の場合は、感染や筋力低下、先天性のエピブレファロンや先天性内反眼が原因となります。これらは下まぶたの引き戻し筋の発達異常に起因します。
合併症
まぶたが内側に巻き込まれることで角膜が常に刺激され、角膜損傷や潰瘍が生じる恐れがあります。放置すると視力低下や失明につながることがあります。
治療法
乳児の内反眼は数か月で自然に改善することが多いですが、症状が重い場合は治療が必要です。まずは潤滑性の点眼薬で角膜を保護します。角膜に損傷が認められる場合は、まぶたの矯正手術が標準的な治療法です。
