赤ちゃんのうつ病とは?症状・リスク・治療法
赤ちゃんはうつになるのか?
米国疾病予防管理センター(CDC)のデータによると、12歳以上の米国人の約5人に1人がうつ状態です。では、泣き声や表情が暗い赤ちゃんは本当にうつなのか…?研究では、生後6か月頃からうつの兆候が見られることが示されています。ニューヨーク大学児童研究センターのジェス・シャトキン博士は、約40人に1人の赤ちゃんがうつにかかっていると推定しています。
リスク要因
- うつ状態の親がいる子どもは、うつになるリスクが約3倍に高まります。
- ストレスの多い環境で育つ赤ちゃんも同様にリスクが上昇します。
症状
乳児・幼児に見られるうつのサインは次の通りです。
- 他者との交流が乏しい
- 視線が合わない、または固定されたまま
- 反応が鈍い、環境への興味が薄い
- 「悲しげ」な表情や感情の表出が少ない
- 動きが遅く、活動が鈍い
- 授乳や睡眠の問題、過敏さ、親や保育者との愛着障害
ただし、すべての症状が同時に現れるわけではなく、他の身体的な問題が原因の場合もあるため、必ず小児科医の診察を受けましょう。
診断
症状が3か月以上続き、身体的な原因が除外された場合にうつが疑われます。必要に応じて心理検査が行われます。
治療
乳児期のうつは比較的新しい研究領域であり、すべての小児科医が認識しているわけではありません。専門家は、母親がうつ状態の場合、母子が一定期間別々に過ごす時間を設け、他者との交流を増やすことが有効と指摘しています。
カウンセラーは、薬物療法ではなく、環境や家族関係の改善に焦点を当てます。たとえば、母親のうつへの治療支援や家庭内の緊張緩和などです。乳児や幼児に抗うつ薬を使用することはありません。
