赤ちゃんのセリアック病:兆候と症状の見分け方
セリアック病は自己免疫疾患で、小腸がグルテンを含む食べ物を吸収できなくなる状態です。小麦、ライ麦、大麦に含まれるたんぱく質が原因となります。グルテンはパンや菓子だけでなく、ドレッシング、スープ、加工食品、薬、ビタミン、リップクリームなどにも含まれるため、赤ちゃんが口にするものすべてに注意が必要です。吸収不良が起こるため、母親は赤ちゃんに現れるサインをしっかり見極めることが重要です。
セリアック病のリスクがある赤ちゃん
遺伝的要因が最も大きなリスクです。家族にセリアック病の既往がある場合や、ダウン症、ターナー症候群、貧血の赤ちゃんは特に注意が必要です。また、粉ミルクに小麦が含まれることが多く、瓶で授乳している赤ちゃんはリスクが高まります。母乳育児の赤ちゃんでも、離乳食でグルテンを摂取し始めた頃に症状が出ることがあります。
下痢
慢性的な下痢はセリアック病の代表的な症状です。グルテンを含む食事を摂ると、栄養が吸収できずに水様性・脂肪性の便が増え、臭いが強くなることがあります。授乳後の便の量や性状に変化がある場合は、小児科医に相談し、ミルクの種類変更や検査を検討してください。
腹痛・膨満感
グルテンを含むミルクや離乳食を摂取した後に、腹部の痛みや膨満感、嘔吐が見られることがあります。これらの症状は腸壁が炎症を起こしているサインです。症状が続く場合は早めに診断を受けましょう。
成長と体重への影響
栄養吸収不良により、骨が細くなる、貧血、体重減少、成長不良といった問題が起こります。脂質・たんぱく質・ビタミン・ミネラルが十分に摂取できないため、赤ちゃんが弱々しくなったり、元気がないと感じたら医師に相談してください。
イライラ・泣きやすさ
痛みや栄養不足が続くと、赤ちゃんは落ち着かずに泣きやすくなります。食事や体調の変化が原因かもしれないので、早期に診断を受け、適切な治療(グルテンフリーの食事)を開始することが大切です。
