COBRA加入前に医療保険の保障が切れた場合は?
概要
1985年に制定された連邦法に基づき、対象となる労働者は退職や転職後も、所定の期間内に継続手続きを行えば、団体医療保険の給付を受け続けることができます。
COBRAとは
COBRA(Consolidated Omnibus Budget Reconciliation Act、統合予算調整法)は、従業員20名以上の企業で、従業員が重大な不正行為以外の理由で退職した場合、最大18か月間、団体医療保険を継続できる制度です。企業が保険を提供し続ける限り、加入者は継続が可能です。
手続き期間と費用
COBRAの継続を希望する場合、退職後60日以内に加入の意思表示をし、さらに最初の保険料を支払うために45日間の猶予があります。加入が完了すると、保険料全額(通常の保険料の100%)に加えて、2%の管理手数料を支払う必要があります。
期限内に手続きをしなかった場合
60日以内にCOBRAの手続きを行わないと、既往症の保障が失われる可能性があります。新たに個人保険や別の団体保険に加入した場合、既往症の除外や保険料の増額が発生することがあります。
COBRAは自動的に適用されるか
COBRAは自動的に適用されません。雇用主は、従業員が資格を得たことを知ってから2週間以内にCOBRAの利用可能性を通知する義務があります。離婚や配偶者の死亡など家族構成の変化があった場合は、受給者本人がプラン管理者にその事実を報告し、COBRAの対象となることを確認しなければなりません。
管理機関
COBRA制度は米国労働省(U.S. Department of Labor)が管轄しています。
COBRA終了後の注意点
COBRAの保障が終了した場合、HIPAA(Health Insurance Portability and Accountability Act)に基づく継続プランを利用できるか確認してください。まず、所属団体保険がHIPAAコンバージョンプランを提供しているか確認し、無い場合は代替のHIPAAコンバージョンまたは別の継続メカニズムを検討します。ただし、保障の空白期間が生じないよう注意が必要です。空白があると、未払いの医療費がカバーされない可能性があります。
