IUI(人工授精)を始める手順
概要
人工授精(IUI:Intrauterine Insemination)は、不妊治療の一つで、クリニックで約15〜20分で行えるシンプルな手技です。ただし、すべての不妊原因に有効というわけではありません。シカゴのAdvanced Fertility Centerによると、35歳未満の女性の場合、1サイクルあたりの妊娠成功率は10〜20%とされています。3回以上の不成功が続くと成功率は急激に低下します。
IUIが適応となるケース
- 軽度の男性因子不妊(運動率や精子数が低い)
- 原因不明不妊
- 精液アレルギー
- ドナー精子が必要な場合
- 子宮頸部因子不妊(粘液が厚すぎるなど)
- 性的機能障害
適応外のケース
- 卵管損傷
- 卵巣機能不全
- 重度の男性因子不妊
- 進行した子宮内膜症
手順とポイント
ステップ1:原因の確認と医師相談
まずは不妊の原因を特定し、医師と相談します。上記の適応外に該当する場合は、IUIは効果が期待できません。
ステップ2:リスクの評価
IUIの主なリスクは感染症と多胎妊娠です。感染は1%未満、しかし多胎妊娠は低出生体重や早産のリスクが高まります。
ステップ3:排卵誘発薬の使用検討
排卵誘発薬を併用すると妊娠率が上がりますが、複数胎児や卵子の質低下といった副作用があります。医師と十分に相談しましょう。
ステップ4:費用と保険の確認
IUIの費用はクリニックにより300〜800ドル程度です。保険適用は診断検査(精液検査など)に限られることが多く、手技自体は自己負担になるケースが一般的です。
