自然な家族計画の指導方法
自然な家族計画とは
自然な家族計画(NFP)は、月経周期や体の変化に注意を払い、妊娠の有無を管理する方法です。正しく実践すれば、妊娠防止率は90〜98%と高い効果が期待できます。また、妊娠を希望する時期を見極めることもでき、身体のリズムを理解する助けにもなります。
必要なもの
- カレンダー
- 体温計
- 記録用チャート
実践手順
1. カレンダー法
- 月経初日を大きく「X」で印付け、月経が続く日を線で結び、終了した日を丸で囲みます。最低3か月間この記録を続け、個々の周期を把握します。
- 月経初日から10日目を「受胎可能日」の開始とし、28〜30日周期の女性は約14日目までが排卵期(受胎可能期間)となります。
- 妊娠を希望する場合は、月経周期の10日目~14日目に性交渉を行います。
- 妊娠を避けたい場合は、月経開始後10日目まで、または14日目以降に性交渉を控えます。
2. 基礎体温・頸部粘液法
- 毎朝起床直後に基礎体温を測定し、チャートに記録します。効果的に使用するには、最低3か月間のデータが必要です。
- 基礎体温が約0.5〜1℃上昇した日が排卵のサインです。毎月同じ時期に上昇することを確認します。
- 頸部粘液の状態を毎日観察します。排卵期には粘液が薄く滑りやすく、未加熱の卵白のような質感になります。
- 基礎体温上昇と粘液が卵白状になった日(排卵サイン)が確認できたら、妊娠を防ぎたい場合は性交渉を控えます。これは必ずしも10〜14日目と一致しません。
- 妊娠を希望する場合は、排卵サインが出た日を中心に、1〜2日おきに性交渉を行います。
以上の手順を継続的に行うことで、自然な家族計画の精度を高め、妊娠のタイミングを自分でコントロールできます。
