オーストラリア政府の避妊対策と家族計画

オーストラリアの家族計画と避妊

オーストラリア政府は、母子死亡率の低減を目的とした家族計画・援助プログラムを実施しています。地域社会の参加を促し、様々な避妊手段の選択肢を拡充することが基本方針です。特に、望まない妊娠の防止を最優先し、堕胎の必要性を減らすことを目指しています。このプログラムには、健康診断、子宮頸がん検診、堕胎サービス、そして効果的な避妊具へのアクセスが含まれます。

非ホルモン系避妊方法

ホルモンを使用しない避妊は、妊娠予防だけでなく性感染症の拡大防止にも有効です。オーストラリアで承認されている主な非ホルモン系避妊具は以下の通りです。

  • バリア法:男性用・女性用コンドーム、ダイアフラム。コンドームは妊娠防止と同時に性感染症の予防にも高い効果がありますが、ダイアフラムは妊娠防止に特化し、感染症予防効果は低めです。
  • 子宮内避妊具(IUD):T字型のプラスチックデバイスを子宮内に挿入し、妊娠を防止します。世界的に見ても、避妊手術(不妊手術)に次ぐ二番目に多く利用されている方法です。
  • 精管切除(vasectomy):男性側の不妊手術で、長期的かつ高い効果が期待できます。
  • 抜き取り法(withdrawal):射精前に陰茎を抜く方法ですが、正しく行わないと失敗率が高く、単独での使用は推奨されません。

経口避妊薬(ピル)

2010年にオーストラリアは経口避妊薬の導入から50周年を迎えました。ピルは正しく服用すれば妊娠予防率は99%に達し、月経痛の軽減や肌の改善、規則的な月経周期の維持といった二次的な健康効果も報告されています。使用を検討する際は、医師と相談し、既往歴や月経前症候群(PMS)の有無を確認した上で、個々に適した避妊計画を立てることが重要です。

家族計画 - 関連記事