胎盤停滞(残胎盤)のリスク・症状・治療法

胎盤停滞とは

出産後30分以内に胎盤が自然に排出されない状態を指します。胎盤が体内に残ると、さまざまな合併症を引き起こす危険があります。

主な合併症

  • 大量出血:胎盤は血管が豊富なため、残留すると産後出血が続き、重度の貧血やショック、最悪の場合は致死に至ります。
  • 感染症:体内に異物が残ることで細菌が増殖し、子宮内感染や敗血症のリスクが高まります。
  • 子宮内癒着(アッシャーマン症候群):胎盤残留が子宮壁に瘢痕を残し、将来的に胚着が困難となり、不妊の原因となります。
  • 胎盤早期剥離:胎盤が子宮壁から早期に離れることで、急激な出血やショックを引き起こす可能性があります。

症状と診断

胎盤が排出されない場合、以下の症状が現れます。
・産後30分以上経過しても胎盤が見えない
・持続的な出血や腹痛
・発熱や悪寒(感染の兆候)
医師は超音波検査や子宮内視鏡で胎盤の有無を確認します。

治療法

胎盤停滞が確認された場合、速やかな処置が必要です。主な治療は以下の通りです。
・手動での胎盤除去(手技的胎盤除去)
・薬剤(オキシトシンや子宮収縮薬)による子宮収縮促進
・必要に応じて外科的手術(子宮掻爬術や子宮摘出)
治療後は出血量や感染の有無を慎重にモニタリングし、合併症の予防に努めます。

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