早産児に見られる精神障害
胎児が十分な期間子宮内で育たないと、身体や脳の発達が不十分になることがあります。正常な妊娠は約40週ですが、早産児はそれよりはるかに早く生まれ、精神的な障害を抱えるリスクが高くなります。必ずしも障害が生じるわけではありませんが、早産は重大な危険因子です。
脳性麻痺
米国メイヨークリニックによると、米国では千人に2〜4人の子どもが脳性麻痺を持っています。妊娠中の発達不全や出生後の脳損傷が原因とされます。逆子、低体重、双子・多胎児などもリスク要因ですが、最も重要なのは早産です。妊娠37週未満で出生した赤ちゃんは、満期産児に比べてリスクが高く、出生が早いほど障害の可能性は増大します。脳性麻痺の子どもは筋肉の動きを制御できなかったり、反射が過剰だったり、震えが見られ、よだれや嚥下、発話に問題を抱えることがあります。
知的障害
知的障害は発達障害の一種で、通常の知的レベルに達することが難しく、日常生活の基本的な作業も困難になることがあります。ペンステート大学小児病院のデータによれば、人口の約2.5〜3%が知的障害を持っています。新英語医学誌(NEJM)によると、早産は知的障害のリスクを高め、早産児の知的障害発生率は早産でない児に比べて約4%増加すると報告されています。
学習障害
Prematurity.orgの調査によれば、出産予定日より3か月早く生まれた子どもは、満期産児に比べて学習障害になる確率が3〜4倍高くなります。また、早産児の40〜50%が何らかの学習障害を抱えると推定されています。早期介入により学習の遅れを補うことは可能ですが、2歳未満の段階で学習障害かどうかを判定するのは難しいことが多いです。
