水痘(水ぼうそう)の兆候と症状

初期症状

感染後約2週間、発疹が出る前に風邪やインフルエンザに似た症状が現れます。発熱、鼻づまり、食欲不振が主な症状で、この時期が最も感染力が強いです。アスピリンの服用は避けてください。水痘に罹っている状態でアスピリンを摂取すると、致命的なリヤ症候群を引き起こす恐れがあります。すべての患者が必ず初期症状を示すわけではありません。

水痘の発疹

初期症状が治まってから約3日後に、特徴的な発疹が現れます。まずは背中や腕に小さな赤い斑点ができ、かゆみを伴いながら水疱(膨らんだ水ぶくれ)に変化します。水疱は数日間にわたり広がり、やがて破れてかさぶたになります。すべての水疱がかさぶたになり、新たな水疱ができなくなるまでが感染期間とされます。

かゆみ

強いかゆみは水痘の典型的な症状です。かゆみで掻くと水疱が破れ、二次的な細菌感染のリスクが高まります。掻かないように注意し、ベンザルコニウム系の外用薬や市販の抗ヒスタミン薬(例:ベナドリル)でかゆみを抑えると効果的です。また、入浴時にオートミールを少量加えるとかゆみが和らぎます。

成人の水痘

成人が水痘に罹ると、子どもに比べて合併症のリスクが高くなります。脳炎、関節炎、骨髄炎、毒素性ショック症候群などが報告されています。水痘ウイルスはヘルペスウイルス科に属するため、13歳以上の患者には抗ヘルペス薬(アシクロビル)が投与されることが一般的です。水痘は潜伏後、帯状疱疹(ヘルペス・ゾスター)として再発することがあります。

予防

水痘ウイルスに曝露された可能性がある場合は、速やかに医師に相談し、水痘ワクチンの接種を検討してください。妊娠中で水痘にかかったことがない女性や、免疫力が低下しているHIV感染者・白血病患者などもワクチン接種の対象です。ワクチンは安全性が高く、感染予防に非常に効果的です。

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