デュプレックス超音波検査(デュプレックスソノグラム)とは何か?

デュプレックス超音波検査(デュプレックスソノグラム)は、従来の超音波画像とドップラー超音波を組み合わせ、血管(特に動脈・静脈)の構造と血流を同時に評価する非侵襲的な画像診断です。血管の健康状態を把握し、さまざまな血管系疾患の診断に役立ちます。

検査前の準備

  • 腹部血管の検査の場合、検査前に8〜12時間の絶食が求められることがあります。
  • 喫煙やカフェインの摂取は検査前に控えるよう指示されることがあります。

検査の流れ

1. 超音波ジェルの塗布

検査部位の皮膚に水性ジェルを塗り、超音波の伝達を良くします。

2. プローブの設置

超音波技師や放射線科医が、対象血管上にプローブ(トランスデューサ)を当てます。

3. 従来の超音波画像取得

高周波音波を体内に送信し、反射波を受信して血管壁やプラーク、異常部位のリアルタイム画像を作成します。

4. ドップラー超音波による血流評価

血流の速度と方向を測定し、狭窄や閉塞、乱流などの異常を検出します。

5. カラーフローマッピング

血流の方向と速度を色で表現し、血流パターンや逆流・低流域を視覚的に確認できます。

6. スペクトル解析

血流速度と波形を詳細に分析し、血管の弾性や異常血流パターンを評価します。

結果の評価と報告

超音波技師または放射線科医が取得した画像と測定値をリアルタイムで解析し、狭窄(ステノーシス)、閉塞(オクルージョン)、動脈瘤、異常血流速度などを評価します。検査結果はレポートにまとめられ、依頼医に説明されます。必要に応じて追加検査や治療方針が提案されます。

デュプレックス超音波検査はほとんど痛みがなく、安全性の高い検査であり、血管系疾患の診断・管理に重要な情報を提供します。

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