エージェント・オレンジ曝露に起因する合併症

1961年から1971年にかけて、ベトナム全土で約2000万ガロン(約7,600万リットル)の除草剤『エージェント・オレンジ』が散布されました。55ガロン缶に塗られたオレンジ色の識別ストライプから名付けられたこの除草剤は、敵の隠れ場所を除草(脱葉)する目的で使用されました。エージェント・オレンジにはジオキシンという強力な毒性を持つ物質が含まれており、さまざまな医学的合併症や疾患と関連付けられています。

がん

  • エージェント・オレンジ曝露と関連が指摘されているがんには、慢性B細胞性白血病、ホジキン病、多発性骨髄腫、非ホジキンリンパ腫、前立腺がん、呼吸器系がん、軟部組織肉腫(骨肉腫、軟骨肉腫、カポジ肉腫、血管肉腫を除く)などがあります。

糖尿病

  • 米国退役軍人局(VA)は、エージェント・オレンジ曝露が2型糖尿病の発症リスクを高める可能性があると認めています。ただし、因果関係が確定的に証明されたわけではありません。2型糖尿病は、インスリンに対する体の反応が低下し、血糖値が持続的に上昇する状態です。

その他の合併症

  • VAが列挙するエージェント・オレンジ関連疾患には、急性・亜急性末梢神経障害、ALアミロイドーシス、クロラシン(類似のにきび様皮膚疾患)、虚血性心疾患、パーキンソン病、皮膚光線過敏症(ポルフィリア・カットエナ・ターダ)などがあります。また、ベトナム戦争退役軍人の子どもに見られる脊髄披裂やその他の先天性欠損も、曝露と関連付けられることがあります。

給付と補償

  • エージェント・オレンジに曝露されたベトナム戦争退役軍人、その配偶者、子どもは、米連邦政府からの給付対象となる可能性があります。退役軍人本人や、エージェント・オレンジ曝露に起因する先天性欠損を持つ子どもは、医療サービスの提供を受けられます。先天性欠損のある子どもは、補償金や職業訓練の支援も受けられることがあります。給付の対象可否を確認したい方は、最寄りの退役軍人局医療センターで医療検査を受けるようお問い合わせください。

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