クリスタルメスが家族や友人に与える影響

クリスタルメス(結晶状のメタンフェタミン)は、強力な合成覚醒剤で、使用者は妄想や幻覚、攻撃性、食欲不振などの深刻な副作用に苦しみます。依存者自身だけでなく、家族や友人にも甚大な被害が及びます。

胎児期への影響

  • 母親が妊娠中にメスを使用すると、胎児は出生前から危険にさらされます。米国国立薬物乱用研究所(NIDA)によると、早産、胎盤早期剥離、胎児の成長遅延、心臓や脳の異常が増加します。2004年、小児科医バーバラ・ノックスは、妊娠初期のメス使用が胎児の脳卒中や重度の脳障害リスクを高めると指摘しました。

子どもの放棄

  • メス依存は脳機能を変化させ、母性本能を抑制します。その結果、子どもは食事を与えられない、放置されるといった状況に追い込まれ、成人すべき責任を強いられることがあります。ミネソタ・パブリック・ラジオの取材によると、2004年にミネソタ州パークラピッズの11歳の少女レアは、母親がメスを使用している間、兄弟と共に食事を取れず、代わりに妹の世話をしていたと語っています。

自宅ラボによる火災

  • メスは自作の方が安価であるため、利用者は自宅や敷地内にラボを設置することがあります。MethResources.govによれば、メタンフェタミンの合成には高温・有毒ガスを伴う危険な化学反応が必要で、火災や中毒事故が頻発します。被害はラボを運営する本人だけでなく、子どもや高齢の親、友人が巻き込まれるケースが多く、肺の火傷や呼吸器障害を引き起こします。

HIV/AIDSリスクの増大

  • メス使用は危険な性行為を促進し、HIV感染リスクを高めます。さらに、注射による使用が新規エイズ感染の約3分の1を占めるとNIDAは報告しています。注射器や性的接触を通じて感染した場合でも、メス使用者はウイルスを無自覚に家族やパートナー、子どもに持ち帰る危険があります。

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