対立的アプローチ(コンフロンテーション)

コンフロンテーションは、患者に自身の行動を直視させるための直接的な手法です。米国のCommunity Alliance for the Ethical Treatment of Youthは、これを「セラピストがクライアントの思考・感情・行動に対し、現実に根ざした直接的なフィードバックを提供するプロセス」と定義しています。実施方法はケースごとに大きく異なります。

議論の的となる手法

長年、依存症治療においてコンフロンテーションは一般的に用いられてきましたが、その効果は賛否が分かれています。カリフォルニア大学バークレー校エクステンションのアルコール・薬物研究プログラム講師、ダグラス・L・ポルシン博士は、コンフロンテーションを完全に否定する前に、より具体的な研究が必要だと指摘しています。

動機付けへの影響

ポルシン博士(サンフランシスコ・ヘイト・アシュベリー・フリークリニックの研究心理学者)によれば、コンフロンテーションが有効になるかどうかは、患者が「対峙者の動機」をどのように受け取るかに大きく左右されます。患者が攻撃的な意図と感じれば、治療効果は減少する恐れがあります。

クライアント中心アプローチ

クライアント中心療法は、1940年代に米国の心理学者カール・ロジャーズが提唱した手法です。『Psychology Today』はこのアプローチを「クライアント自身が問題解決の鍵を持っているというエンパワーメントの考えに基づく」と説明しています。

セラピストの役割

クライアントが自らの回復に必要な答えを持っているとされても、セラピストは重要なファシリテーターです。傾聴と適切な質問を通じて、クライアントが自分の内面を探り、変化への具体的なステップを見つけられるよう支援します。