尿路感染症(膀胱炎)の原因・症状・診断・治療法
尿路系の構造
尿路系は腎臓・尿管・膀胱・尿道から構成され、血液中の老廃物を尿として体外へ排出します。腎臓で血液が濾過され、尿素や余分な水分などの老廃物が尿に変わります。尿は尿管を通って膀胱に運ばれ、蓄えられた後、尿道を通じて体外へ排出されます。
膀胱炎(膀胱感染症)
膀胱炎は、主に大腸菌やブドウ球菌などの細菌が尿道から膀胱へ上行し、膀胱粘膜に付着して炎症を起こす状態です。典型的な症状は、頻尿・夜間頻尿・排尿時の痛み・尿が濁る・血尿などです。
診断方法
症状だけで自己診断することもありますが、正確な診断は医師に依頼しましょう。尿検査で細菌の有無や白血球の数を調べます。検体を採取する際は、手と外陰部をしっかり洗浄し、汚染を防ぐことが重要です。
抗生物質治療
多くの医師は膀胱炎に対して処方抗生物質を勧めます。アンピシリン、シプロフロキサシン、バクトリムなどが代表的です。副作用や薬剤相互作用があるため、既往症や服用中の薬は必ず医師に伝えましょう。指示された期間・用量を守って服用し、途中で止めないことが再発防止につながります。
自宅療法と対処法
抗生物質は費用や副作用の面で負担になることがあります。そのため、症状緩和を目的に自宅療法を併用する人もいます。市販の尿路症状緩和薬やクランベリージュースなどが一般的ですが、これらは細菌を根本的に除去するものではなく、免疫で細菌が排除されるまでのサポートにすぎません。症状が数日以内に改善しない場合は、速やかに医師の診察を受けましょう。
