子どもの腎臓病の兆候と症状
腎臓は子どもの健康と成長に欠かせない臓器です。血液中の老廃物をろ過し、赤血球の生成や血圧維持に関わるホルモンを分泌します。小児の腎臓病は決して稀ではありませんが、軽視すべきではありません。腎臓は一度損傷すると回復が難しく、早期に発見しないと腎不全に至る恐れがあります。以下のサインに注意し、早めの受診を心がけましょう。
倦怠感(だるさ)
年齢によっては自分の体調を言葉で伝えられないことがあります。子どもが何も理由がないように見える泣き方をしたり、食欲が著しく低下したり、遊びたがらない様子が見られる場合、腎臓に問題があるサインかもしれません。倦怠感はさまざまな疾患の兆候ですが、腎臓病の初期症状でもあります。
頭痛
慢性的な頭痛は高血圧のサインであり、腎臓病の原因・結果のどちらでもあり得ます。腎臓は血圧を利用してろ過を行うため、血圧が高すぎると毛細血管が損傷し、腎機能が低下します。腎臓が損傷すると血圧を調整するホルモンが不足し、頭痛が現れます。
むくみ(浮腫)
足や手、顔などの部位が腫れることは、余分な水分が体内に残っているサインです。腎臓が正常に機能すれば余分な水分は尿として排出されますが、機能低下すると体内に水分がたまり、むくみとして現れます。
貧血
血中の酸素が不足すると、子どもはいつも以上に弱く、疲れやすくなります。腎臓はエリスロポエチンという赤血球生成を促すホルモンを分泌しますが、腎機能が低下するとこのホルモンが不足し、赤血球数が減少して貧血が起こります。
尿の変化
尿は腎臓の働きを最も端的に示す指標です。尿の色が濃くなったり、濁ったり、血が混じっていたり、異臭が強くなったりした場合は、腎臓に何らかの異常がある可能性があります。変化に気付いたら速やかに医師に相談しましょう。
