認知症の権利について
Disabled Worldによると、世界で約2,400万人が何らかの形で認知症を抱えているとされています。MedicineNetは、認知症を「記憶、注意、方向感覚、判断力、運動・空間認知能力といった精神機能が著しく低下し、社会的・職業的に機能できなくなる状態」と定義しています。
認知症の権利が必要な理由
認知症の方は精神的に脆弱であるため、不平等や不正義に晒されやすくなります。認知症の権利(Dementia Rights)は、認知症患者とその介護者に対し、障害を持つ人々が差別されがちな社会で公平かつ平等に扱われる権利があることを啓発するために設立されました。
参加の権利
認知症の方は、自身の治療計画や健康・福祉に関わるすべての決定に参加する権利があります。また、余暇・レクリエーション・文化活動の計画・実施にも積極的に関わることが奨励されています。
平等の権利
認知症の方は、宗教・社会的地位・学歴・性別・人種・障害・年齢・性的指向にかかわらず、差別のない生活を送る権利があります。すべての人権を享受できる社会が求められます。
責任追及の権利
認知症患者とその介護者は、医療・介護を提供する組織や個人が適切かつ公平に扱うよう、責任を追及する権利があります。常に尊厳と敬意をもって接することが求められます。
エンパワーメントの権利
認知症の方は、独立性や身体機能、精神的自覚、地域参加を維持するために利用できるリソースにアクセスする権利があります。また、教育、社会福祉、法的支援といったサービスを受ける権利も保障されるべきです。
