MLS(内側縦走系)とは医学的に何を指すのか?

MLS(内側縦走系)の概要

MLSは"medial longitudinal system"の略で、運動制御と空間処理に関わる脳幹の相互接続した部位群を指します。主に前庭感覚と視覚情報を統合し、目・頭・体の協調運動を調整する中心経路です。

主要構成要素

内側前庭核:脳幹に位置し、頭部の動きやバランスに関する感覚情報を統合します。

外側前庭核:同じく脳幹にあり、眼球運動と頭部運動を連動させ、視覚の安定性を保ちます。

上丘脊髄路:中脳の上丘から始まり脊髄へ降下し、視覚・聴覚刺激に応じて頭部や体を向ける役割を担います。

内側縦走線維束(MLF):脳幹の各核を結ぶ神経線維の束で、眼・頭・体の動きを協調させる上で不可欠です。

機能と臨床的意義

内側縦走系は前庭情報と視覚情報を統合し、適切な運動反応を生成します。機能障害が起こると、バランス障害、眼球運動異常、空間認識の低下、協調運動障害などの神経症状が現れます。

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