ベッドから車椅子への安全な移乗方法
車椅子利用者は毎日、ベッドから車椅子への移乗が必要です。適切な手順と介助者の協力があれば、患者さんも介助者も怪我なくスムーズに移乗できます。
移乗手順
患者さんに「これからベッドから車椅子へ移ります」と伝え、できるだけ自分で動いてもらうよう励ます。
車椅子をベッドにできるだけ近づけ、患者さんの体の強い側に背面を向けて配置する。車輪はロックし、フットレストは外側に倒す。
患者さんが座位になるよう、肩の下に手を添えて支える。調整可能なベッドの場合はヘッドレストを上げ、必要に応じてベッドの高さを下げて足が床につきやすくする。
患者さんに足をベッドの端までゆっくり移すよう指示する。自分でできない場合は、膝の下に腕を回し、やさしく端に乗せる。
患者さんを立たせる際は、胸元に両腕を回し、脚の力を使って持ち上げる。必要なら二人目の介助者を加える。杖や歩行器が必要な場合は、転倒防止のため手の届く位置に用意しておく。
立ち上がったら、患者さんの体を車椅子側へ回すようにサポートしながら、杖や歩行器を使っている場合は近くで支える。
腕を胸元に保ったまま前屈し、患者さんをやさしく車椅子に下ろす。自力で座れる場合は、患者さんに下ろす動作を任せてもよい。
フットレストを前方に戻し、患者さんの足をはめ込む。車輪のロックを解除し、移動前に姿勢が快適か最終確認する。
