車椅子使用のためのガイドライン
車椅子は、整形外科・神経系・心肺系の障害で歩行が困難な方とその介護者にとって重要な医療機器です。選び方や安全な使用方法について、基本的なポイントをまとめました。
購入時のポイント
使用者の年齢と体重を考慮し、耐荷重を確認します。
標準的なドア幅は約80cm(31.5インチ)なので、シート幅は16.1インチ(約41cm)以下が通過しやすいです。
布製のシートカバーは通気性があり耐久性も高く、人工皮革よりおすすめです。
車輪はマグネシウム合金製(マグホイール)を選ぶと、強度と耐久性に優れます。
シートベルトとヘッドレスト
シートベルトは骨盤をしっかり固定できるよう、ぴったりと装着し、フレームにしっかりと取り付けます。ハーネスは補助的に使用できますが、単独での代替は不可です。
ヘッドレストは頭の後部から1インチ(約2.5cm)以内に配置し、中心が耳の位置と合うよう調整します。
車椅子への乗り込み
車椅子は側面を押すと開きます。自分で操作できても、誰かにハンドルを握ってもらい、車椅子が動かないようにします。
両手でアームレストの前部を握り、体をゆっくりと下ろして座ります。足置きは前方に調整し、足はフットプレートにかかるようにします。
安全使用のポイント
腕・脚・指が車椅子に挟まれないよう位置を確認し、アームレストや取り外し可能な部品を持ち上げて移動しないでください。
移乗や持ち上げ作業時、または使用者が静止しているときは必ずブレーキをかけます。
ゆるんだ衣服は締め、床のラグは固定し、シートベルトが正しく締められているか再確認します。
移動時の注意
乗せる際は両手でしっかりと押し、利用者は背筋を伸ばして座らせます。傾斜やリクライニングは怪我の原因になるため避けます。
頭部を固定しすぎないようにし、首が保護される状態を保ちます。
急な旋回や前後に大きく傾けないようにし、穴や段差、柔らかい地面などの危険箇所に注意します。
