国際的なトリアージプロトコル
トリアージとは、災害時に多数の患者が同時に医療を必要とする状況で、どの患者を優先的に治療すべきかを医療従事者が判断するプロセスです。生存率が最も高い患者に緊急医療を提供できるよう、病状と予後に基づいて治療順序が決定されます。国際的なトリアージプロトコルは、世界的に認められた標準的な指針に従って患者を評価し、緊急度を分類します。この指針は、患者評価、生命の危機の特定、搬送優先度の決定を含みます。
患者評価
看護師や救急救命士などの医療提供者は、トリアージの際に迅速な全身評価を行い、患者の状態を把握します。出血、変形、外傷、生命を脅かす症状などを30秒以内に目視と触診で確認します。国際プロトコルでは、重度出血、呼吸困難、骨折などを重点的に評価し、優先度を判断します。
生命の危機
トリアージでは、放置すれば死亡に至る可能性のある危険因子を速やかに特定します。気道閉塞、呼吸不全、心臓疾患、重度出血、内臓損傷などが対象です。これらの生命危機は可能な限り直ちに対処し、他の患者の評価に時間を取られないようにします。
搬送優先度
トリアージタグの色で搬送順序を示します。赤タグは即時搬送が必要な生命危機、黄タグは重症だが直ちに命に関わらない状態、緑タグは軽症で搬送が不要な場合、黒タグは死亡または生存可能性が極めて低い患者を示します。
