ハイリスク薬の安全性を高める方法
はじめに
ハイリスク薬(高アラート薬)とは、投与ミスが起きた際に重篤な被害をもたらすリスクが高い薬剤のことです。多くの医療機関で二重チェック制度が導入されていますが、すべてのハイリスク薬に有効とは限りません。米国安全医薬品実践協会(ISMP)によると、代表的なハイリスク薬は以下の5つです。
- インスリン
- オピオイド系鎮痛薬・麻薬
- 注射用塩化カリウム/リン酸塩濃縮液
- 静脈内抗凝固薬
- 0.9%を超える食塩水溶液
安全性向上のための具体的手順
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1. インスリンとヘパリンは別々に保管する
インスリンとヘパリンの容器が近くに置かれると、誤って取り違える危険があります。専用の保管エリアを設け、調剤は看護師Aが行い、看護師Bが二重チェックする体制を整えましょう。
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2. オピオイド系薬剤の管理を徹底する
オピオイドや麻薬は使用量を制限し、モルヒネとヒドロモルフォンの混同を防ぐ教育を実施します。患者制御鎮痛(PCA)を導入する場合は、ポンプ設定・投与量・薬剤のすべてを二重チェックしてください。
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3. 塩化カリウム/リン酸塩はフロアストックから除外する
使用時は必ず薬局から取り寄せ、調剤はあらかじめ混合された製剤のみを使用します。これにより、濃度ミスや投与ミスを防止できます。
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4. 静脈内抗凝固薬は明確にラベルされた混合製剤のみを使用する
単回使用可能な容器(シングルドーズ)を選び、保管は限定された場所に限定します。
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5. 0.9%を超える食塩水はアクセスを制限する
フロアストックから除外し、必要時は薬局から取り寄せることで、過剰投与や濃度エラーを防ぎます。
