医師が日常診療で使用する基本ツール
診療科は多様化し、専門医はそれぞれ専用の器具を使用しますが、患者が専門医を受診する前にまずプライマリ・ケア医が基礎的な検査を行います。以下は、一般診療で頻繁に使用される代表的な医療ツールです。
聴診器 (Stethoscope)
聴診器は心拍や呼吸音、腸音などを聞くために使用します。心拍のリズムや強さ、肺の呼吸音の左右上下4部位、さらには腹部の腸音を確認し、異常の有無を判断します。
血圧計 (Sphygmomanometer)
血圧計は上腕に装着し、収縮期血圧(心拍時の圧)と拡張期血圧(心臓が休むときの圧)を測定します。定期的な血圧測定は診療の基本です。
耳鏡 (Otoscope)
光源付きの拡大鏡で外耳道から中耳・内耳、さらには鼻腔まで確認できます。中耳炎、鼓膜穿孔、過剰な耳垢、鼻腔の異常などの診断に役立ちます。
反射ハンマー (Reflex Hammer)
ハンマーで膝蓋腱、肘、足首などを軽く叩き、反射反応を観察します。これにより感覚神経と運動神経の連絡が正常かどうかを評価できます。
体重計 (Scale)
体重は直接測定されないこともありますが、医師は体重情報を基に投薬量や生活指導を行います。
診察用の手 (Hands)
手でリンパ節や腫瘤を触知したり、胸部打診、脈拍測定、体温評価、反射チェックなど、さまざまな診察に活用します。
