ディーゼル燃料の長期保管とトラブル防止対策
一般的な保管トラブル
長期間保管されたディーゼル燃料は、効率低下やタンクからの漏れ、燃料フィルターやインジェクターの詰まりの原因になります。特に低温下では燃料中のワックスが結晶化し、流れが悪くなることがあります。
予防策
定期的な点検が最も重要です。主な問題はスラッジ(汚泥)の蓄積です。フィルターや燃料ラインの詰まりは、微生物が直接原因ではなく、微生物活動により固化した燃料成分が原因です。
保管時の測定項目
燃料サンプルを分析し、以下の項目をチェックします。
- 微生物(真菌)汚染度
- 水分濃度(ppm)
- セタン指数
- 蒸留指数
- API重力
これらの数値に基づき、必要な対策を講じます。
微生物汚染
微生物が増殖し、タンク内に水分が蓄積すると、スラッジが生成され、フィルターや燃料ライン、ポンプを詰まらせます。また、微生物が生成する有機酸はタンク腐食を招き、最終的に漏れや燃料損失につながります。
保護対策
汚染レベルが判明したら、燃料品質を損なわない特別な添加剤を投入します。添加剤は主に「水抑制剤」と「微生物抑制剤」の2種類に分かれ、使用前に燃料への影響を確認することが必要です。
