医療記録の管理方法

医療記録を自分で管理することは、健康状態が複雑になるほど重要です。旅行先や救急搬送、初診のクリニックで、医師に迅速に正確な情報を提供できます。現在の病状、服用薬、既往歴・家族歴、その他の関連書類をまとめたファイルを作成し、主治医と年に一度見直しましょう。オンラインサービスでも電子的に管理できますが、紙媒体での保管も併用すると安心です。

必要なもの

  • 8½インチ×11インチ(約21.6cm×27.9cm)のマニラ封筒
  • アコーディオン式ファイル
  • 最新の心電図(EKG)
  • 放射線検査報告書
  • 検査結果(血液・尿など)

手順

  1. 現在の病状をリスト化

    高血圧、コレステロール異常、甲状腺機能低下症、冠動脈疾患など、現在抱えている疾患をすべて記載します。表紙には氏名、住所、緊急連絡先、血液型も書き添えてください。

  2. 服用薬の詳細を記録

    処方薬だけでなく、市販薬、ビタミン、ハーブサプリも含め、薬名・用量・服用時間を正確に書きます。薬剤アレルギーとその症状は太字や別色で目立たせましょう。

  3. 既往歴をまとめる

    入院歴、過去の疾患、手術(日時・担当医)を一覧にし、過去・現在の喫煙・飲酒・薬物使用状況も記載します。

  4. 家族歴を調査

    遺伝性疾患や若年心疾患(60歳未満)、がんなど、家族内で発症した病気をすべて列挙します。

  5. 心臓関連の検査結果を保管

    心疾患の既往がある場合、最新の心電図、心エコー、血管造影(アンジオグラム)報告書を添付します。

  6. 放射線検査報告書を整理

    X線、CT、MRI、超音波など、受けたすべての画像診断結果をファイルに入れます。

  7. 検査結果(ラボ)を収集

    過去1年分の血液・尿検査と、生涯で異常が出た重要な検査結果をまとめます。

  8. 主治医と年1回見直す

    作成した記録を主治医に提示し、内容の更新や修正を依頼します。

  9. 自宅で安全に保管

    記録のコピーを耐火・防水のケースに入れ、家庭内の安全な場所に保管します。緊急時や新しい医療機関受診時に持参できるようにしてください。

  10. 家族や代理人と共有

    次の相続人や医療代理人に記録を渡し、末期状態になったときの希望(人工呼吸器や人工栄養の有無など)を事前に話し合っておきます。

以上の手順を実践すれば、必要な医療情報を常に手元に用意でき、緊急時や新しい医療機関での診療がスムーズに進みます。

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