廃油の回収と再利用について

油は潤滑、冷却、油圧、調理など様々な場面で使用されますが、使用後は不純物が混入し、廃油として処分が必要になります。本稿では、廃油と使用済み油の違いや処分・処理方法、産業や飲食店での回収・再利用のポイントを解説します。

廃油と使用済み油の違い

油が漏れたり他の不純物と混ざった場合でも、単に「使用済み油」として扱われます。「廃油」は、使用済み油圧油、ブレーキ油、ギアボックス油、エンジン油、特定の燃料油など、米国環境保護庁(EPA)で危険廃棄物と定められたものを指します。

廃油の処分

米国環境保護庁(EPA)は、廃油が自然環境や人間の健康に与える悪影響を調査し、適切な保管・処分手順を定めました。しかし、これらの手順だけでは自然に分解されるバイオ分解性製品と同様に環境安全を保証できません。

廃油の処理

かつては合成廃油を代替燃料として利用していましたが、排出規制の強化により燃料利用は減少しています。そのため、廃油を処理して一定の純度を回復させ、低品質な用途に再利用する重要性が高まっています。

産業分野での廃油処理

工場では大量の油が潤滑や油圧用に使用され、廃油が大量に発生します。したがって、廃油を回収・再利用する計画と、油漏れ検知・浄化プログラムを整備し、近隣の水域への流出を防止する体制が必要です。

飲食店・ホテルでの廃油回収

レストランやホテルでも使用済み食用油を回収し、再利用できます。例えば、廃食用油(WFO)からバイオ燃料を製造する企業へ販売したり、油を回収するスキマーなどの装置を導入したりする方法があります。

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