Covance(コバンス)の歴史
米国ニュージャージー州プリンストンに本社を置くCovance Inc.は、医薬品の研究開発をリードするバイオロジー企業です。2008年の売上は15億ドルで、売上の40%は海外からのものです。20か国に拠点を持ち、8,900人以上の従業員が在籍し、DNA・RNA研究の先駆者として知られています。Covanceはバイオ医薬品研究開発企業の中で第2位の規模を誇ります。
Hazelton Laboratories の初期
1968年、ワシントン州シアトルのかつての食料品店の地下にEnvironmental Sciences Corp.が創業しました。当初は実験動物用機器の製造を行っていました。1972年に研究会社Hazelton Laboratoriesを買収し、社名を変更。1977年にはCorning Glass Worksが少数株式を取得しました。
Hazelton Laboratories の成長
Hazelton Laboratoriesは事業を拡大し、医薬品、化粧品、農薬、化学物質の製品テストや、遺伝子変異の研究、実験動物の育種、実験機器の製造にも参入しました。1982年には生物学的試験と実験機器製造で最大手となり、1980年代には製造・育種部門を売却し、生物・化学研究に専念しました。
Corning Lab Services, Inc. の設立
1989年以前、Corning Glass Worksはガラス製品メーカーでしたが、医薬品のFDA承認に必要な研究を行うG.H. Besselaar Associatesを買収し、社名をCorning Inc.に変更。子会社Corning Lab Services Inc.を設立し、BesselaarとHazeltonを統合しました。
Corning Pharmaceutical Services
1990年代にCorning Lab ServicesはMicrotest Ltd.、Philadelphia Association of Clinical Trials Inc.、SciCor SAなどを次々に買収し、1993年には生物・化学臨床研究のリーダーとなりました。Hazelton Laboratories、Besselaar Associates、SciCorを統合し、Corning Pharmaceutical Servicesとして、試験段階から医薬品の初期販売までを一括で提供できる体制を整えました。1994年の純収益は1,960万ドルに達し、親会社はCorning Life Sciences Inc.へと改称されました。
Covance への転換
1990年代半ば、Corning Life Sciencesはバイオテクノロジー、医薬品のコスト効率化、診断検査へ事業領域を拡大。1996年にCorning Pharmaceutical Servicesの株式公開を発表し、同年に社名をCovance Inc.に変更、拠点をニュージャージーへ移転しました。その後も前臨床研究の革新、医薬品包装、がん薬開発・テスト、遺伝子変異に基づく薬剤開発など多岐にわたる分野で事業を拡大しています。
