薬局で使用される処方箋の種類

医師が処方箋を薬局に送る方法は、紙の処方箋だけではありません。医療事務のコンピュータ化により、より安全で効率的な手段が増えています。

紙の処方箋

従来、医師は診察時に処方箋用紙に手書きで薬の指示を書きます。患者はその紙を持参し薬局で調剤します。しかし、1997年の米国医師会の報告によると、読みにくい手書きが原因の誤診が医療過誤の第2位でした。この問題を防ぐため、多くの医師が電子的に印刷した処方箋を提供しています。

三重処方箋(トリプリケート)

1940年に導入された三重処方箋制度は、スケジュールII薬物の不正取得を防止するためのものです。医師は番号付きの三重用紙で処方箋を作成し、患者と薬局、州の管理機関の3部に配布します。州ごとに規則は異なり、近年はより安全なコンピュータベースのシステムへ置き換える動きもあります。

電話・FAXによる処方箋

医師が電話またはFAXで薬局に処方箋情報を送信すると、患者は紙を受け取る必要がなく、薬局で直接受け取れます。送信時には送信者の氏名を明記する必要があります。なお、規制薬物(コントロールされた薬剤)は電話・FAXでの処方は認められていませんが、電子処方(e‑prescription)であれば可能です。

電子処方箋(e‑Prescription)

電子処方箋は、処方情報を医師、薬局、保険者間でコンピュータ間で直接転送する仕組みです。メールやFAXではなく、専用の電子処方システムを利用します。医師は認定ベンダーを選び、システム上で処方情報を入力すると、患者の指定薬局や郵便調剤サービスへ自動的に送信されます。電子処方は、患者の診療情報と薬歴が統合されることで、薬剤の重複や相互作用をリアルタイムでチェックできるなど、将来性が高いです。米国全州で合法化されています。

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