バイエル アスピリンの歴史と現在の医療応用

紀元前400年、ヒポクラテスは痛み止めとしてヤナギの樹皮と葉を推奨しました。ヤナギにはサリシンが豊富に含まれ、これはアスピリンの前駆体となります。長い年月を経て多数の医師や化学者が研究を重ねましたが、世界で初めて大量生産・販売したのはバイエル社でした。

起源

1897年、フリードリッヒ・バイエル社の化学者フェリックス・ホフマンは、父親の関節炎の痛みを和らげる目的で「アスピリン」を開発しました。

処方薬としての登場

1899年、バイエルは医師向けに粉末状のアスピリンを提供し、処方薬として使用できるようにしました。

一般用医薬品(OTC)化

1915年、バイエルのアスピリンは錠剤形態で処方箋不要の一般用医薬品として市販されました。

心筋梗塞予防への応用

1948年、カリフォルニア州のローレンス・クレイヴン医師は、400人の男性患者がアスピリンを服用しても心筋梗塞が起きなかったことに注目し、1日1錠の服用を推奨しました。50年後のFDAは、脳卒中予防のためのアスピリン使用を公式に勧めました。

イノベーション

1952年、バイエルは子供向けに嚙み砕きやすい形状のアスピリンを発売しました。さらに、1969年には宇宙飛行士が救急キットの一部としてアスピリンを宇宙へ持ち込みました。

バイエルの現在

バイエルは心血管疾患予防におけるアスピリンの効果を探求するため、医療コミュニティと協力し続けています。2009年には中リスク群の心臓病・脳卒中患者を対象とした史上最大規模の臨床試験に参画しました。

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