シクロスポリンの概要と副作用
シクロスポリンとは
シクロスポリンは免疫抑制剤兼抗炎症薬です。主に臓器移植患者の免疫反応を抑え、移植臓器の拒絶反応を防ぎます。また、関節リウマチや乾癬の治療にも使用されます。
投与方法
シクロスポリンは経口と静脈内投与の2種類があります。経口はカプセルまたはソフトジェルカプセルで、25、50、100 mg のサイズが一般的です。静脈内投与は通常 50 mg の溶液が使用されます。
主な副作用
中枢神経系:痙攣、振戦、頭痛、しびれ感(かゆみ、灼熱感、刺すような感覚)
血圧上昇:高血圧は特に降圧薬を服用中の患者で注意が必要です。
消化器症状:吐き気、嘔吐、下痢。食後に服用することで軽減できますが、高脂肪食やグレープフルーツジュースとの併用は吸収が変化し、毒性が増加します。
使用上の注意
腎機能障害のある患者は腎不全を招くリスクがあるため、慎重に使用します。
妊娠中・授乳中の使用は禁忌です。シクロスポリンは胎盤や母乳を通過します。
他の薬剤との相互作用が多いため、必ず医師や薬剤師に相談してください。
薬剤相互作用
免疫抑制作用により、生ワクチン接種後の使用は避けるべきです。感染症リスクが高まります。
降圧薬や腎機能に影響を与える薬剤と併用する場合は、血中濃度の変動に注意が必要です。
